3Dプリンターは光造形式と呼ばれる方式の、Sonic Mini 4kとMars2を使用しています。
まず光造形式というのは、液体のレジンを光によって硬化させて形状を作るもので、より一般的にイメージされる3Dプリンターである熱溶解式とは異なります。
光造形式は熱溶解式と比較して造形精度が細かく、小さな模型用途に適しています。
3Dプリンター本体は低価格のものであれば2万円程度から購入が可能です。
低価格帯の光造形式3Dプリンターの中でもおすすめなのが私も使用してるELEGOOのMars2という機種です。
動作の安定性にも定評がありますので、1台目の機種としては間違いないでしょう。
Mars2の中にも赤色のケースのProと緑色のケースの無印が存在しますが、Proの方が価格は少し上がりますが安定性は高いらしいです。私は無印の方を使っていますがこちらも特に問題はありません。
Mars2の精度では飽き足らず、もっと積層跡の少ないものを目指したいという場合には、PhrozenのSonic Mini 4kをおすすめします。価格はMars2の倍ほどするのと、造形する形状によっては違いがわからないという場合もあるので、1台目としてはあまりおすすめしません。
4kに関しては動作音もうるさく、時々トラブルを起こすので多少手間がかかります。
また、4kの中でも旧型はアームの剛性不足による造形の失敗が起こりやすいので4k新型の方をおすすめします。
Sonic Mini 8kも最近発売されましたので、そちらも合わせて調べてみるのが良いかもしれません。
以上が3Dプリンター本体についてです。
あとは素材であるレジンを選ぶ際の注意点を最後に少し書きます。
レジンは大きく分けて2種類あり、アルコール洗浄を要する通常のレジンと、水で洗浄が可能な水洗いレジンが存在します。
両方メリット、デメリットが存在しますが、通常レジンを使用する場合にはアレルギーや洗浄用のアルコールによる健康被害のリスクがあります。
特に洗浄用のアルコールでよく使用されるIPAは健康被害のリスクが高いためおすすめしません。変わりに少し高価にはなりますが無水エタノールを使用することを強く勧めます。
水洗いレジンの場合、そのようなリスクが減るため、初めての方は水洗いレジンを使用することをおすすめします。