はじめに
東京ジオラマ展主催のエスです。この記事では、来年の2月8日(土)に開催予定の第2回東京ジオラマ展の目指す姿を、皆様に共有いたします。
出展者や関係者以外にも読みやすくなるよう構成しました。展示作品やイベントの詳細は、以下の記事をご覧ください。
今回は、出展者の皆様に提供いただいた写真も活用しながら、より多くの方々に東京ジオラマ展を開催する目的をお伝えします。
1. 鉄道模型をアート化していくことを目指します
東京ジオラマ展は「鉄道模型をアカデミックに、アーティステックに」をコンセプトに、模型を鑑賞する文化を育んでいくことが目標です。アート化とは鑑賞的価値を生み出すことです。
ジオラマには、地域の文化や魅力を視覚的に表現する力があります。当イベントの出展モデラーは今まで、生まれ育った地域や旅行先、大切な人との思い出の場所など、各個人にとっての大切な場所を形にしてきました。それぞれの作品は地域や時代の特徴を捉え、モデルとなった場所の魅力を多くの方に伝えることができますが、個人が所有・管理していることも多く、これらの作品を鑑賞できる機会は少ないのが現状です。これらの作品の展示機会を確保して多くの方にジオラマを鑑賞する楽しみ方の普及を目指します。
今回は「東京」「鉄道旅行」「心象風景」の3つのテーマのエリアを設置します。テーマパークのようにそれぞれの魅力を楽しめるイベント作りを目指します。
↓中央弘前駅 アトリエMORIJI作
2. 目標は博物館や美術館のような展示空間
東京ジオラマ展が目指すのは、作品を並べるだけではなく、博物館や美術館に近い空間づくりです。来場者が展示を見て、ジオラマを通じて地域の歴史や文化を学び、地域の魅力を感じることができるような空間を実現を目指します。例えば東京エリアでは、家族や友人と共に、東京の過去や現在について語り合う場として、また日常の中で気づけなかった魅力を再発見する場所として、この展示会が機能することを願っています。作品展示を通じてさまざまな価値を提供し、ジオラマが持つ可能性を広げていきます。モデラーの皆様と協力しながら魅力的な展示空間を創出し、来場者の心を動かす高い価値を提供していきます。
↓前回の会場内の写真(バスコレモジュール /なま酢作)
3. 街を歩くのが楽しくなる、東京がもっと好きになる「東京エリア」
東京エリアは都内や首都圏の風景を精密に再現したジオラマを多数展示する、当イベントのコアとなるエリアです。「街を歩くのが楽しくなる、東京がもっと好きになる」をコンセプトに普段歩いている街の姿を違った視点で楽しみ、東京という都市を新たな目で捉え、もっと深く愛するきっかけとなることを目指しています。見えにくい部分を可視化することのできるジオラマの特徴を活かしながら、東京の都市の魅力や交通インフラの役割を発信していきます。
↓旧代々木会館 T.Chikura(貨物船)作
↓三軒茶屋駅 たけぞう作
↓川崎市千鳥町 PETABAHN作
4. 小さな列車で日本を旅する「鉄道旅行エリア」
鉄道旅行エリアでは日本の鉄道とバス沿線を再現したジオラマを多数展示します。「小さな列車で日本を旅する」をコンセプトに、鉄道やバスから見える車窓に着目しながら、沿線の風景を再現した作品を展示します。
↓岩手県盛岡市 開運橋 おでこ作
↓わたらせ渓谷鐵道 荻原街道踏切 mihune作
↓星ノ森鉄道(北関東・長野がモデル)ボシ作
5.多様な作品を集めてジオラマの楽しさを発信していく
モジュール、レイアウト、100均ケースジオラマ、1坪100円レイアウトなど多様な種類の作品を展示し、様々なジオラマや鉄道模型の楽しみ方を提示します。
↓東京駅(東海道新幹線)(100均ケースジオラマ) たけぞう作
↓飛鳥山公園(盆ラマ)上様R作
katoミニジオラマサーカス Pochi。工房作
玉川橋梁(Nゲージモジュール)オズモファクトリー作
6. モデラーのための物販エリア「東京ジオラママーケット」
東京ジオラマ展の物販エリア「東京ジオラママーケット」では、モデラーやジオラマ製作に興味のある方に向けた物販を実施します。初心者からプロ向けまで、模型展では入手しにくいジオラマ製作に役立つアイテムを取り扱います。今回からは模型工作には興味はないが、鑑賞して楽しむ方向けのアイテム(写真集、ポストカードなど)も取り扱います。また、風谷さてうさん製作のジオラマに自由にNゲージ車両を置いて撮影できるブースも設けます。また、模型メーカーによる工作教室の開催も計画しています。ジオラマに親しみを持っていただき、製作に興味を持つ入口と育成の場としての役割も果たしていきます。
7. 交流を生み出し、イノベーションを促進する場の創出
東京ジオラマ展は、モデラーやメーカー、模型業界関係者が一堂に会する交流の場でもあります。多様な技術や知識を持つ人々が集まることで人々の交流を生み出し、イノベーションを促進していきます。また、今回からは模型業界に限らず、さまざまな分野で活躍されている方々を招待します。さまざまな方との交流が新しいアイデアやプロジェクトのきっかけとなることを期待しています。
イベントをきっかけに誕生したコミュニティを広げていき、模型業界だけでなく東京の都市の磁力の向上や地域活性化にも貢献していくことを目指します。
8. Diorama Designも活用しながらモデラーの活躍の機会を増やしていく
Diorama Designは、ジオラマに特化したネットメディア(ブログ)です。「ジオラマで日常を彩る」をコンセプトに、モデラーのパートナーとしてモデラーの皆様の活躍機会を増やすことを目指しています。今後はイベントやネットメディア、公式YouTube等を活用しながらジオラマの楽しさを発信していきます。
また、今回から「東京ジオラマ展実行委員会」を「Diorama Design」内に設置しました。将来的には、東京ジオラマ展の長期開催を目指し、1~2週間程度の展示期間を計画しています。また、出展料の無償化やイベント収益の還元など、モデラーの皆様にとって参加しやすい仕組みを構築していきます。今後もモデラーの皆様と共にこのイベントをさらに盛り上げ、持続的な発展を実現していきます。
最後に
東京ジオラマ展の実現に向けて、すでに多くの方にご協力いただいていることを改めて感謝申し上げます。皆様と共に前例の無いイベントを実現できる日を大変楽しみにしています。
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東京ジオラマ展に関するお問い合わせは主催者の下記のメールアドレスまでお願いいたします。
esu.diorama.info⭐︎gmail.com
※メールを送付する際は⭐︎を@に変更してください
※このアドレスは企業からのお問い合わせ専用です
※出展者や関係者の皆様は、主催者のXのDMか事前に指定した連絡先からご連絡ください
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