小物を作る 坂道ジオラマ制作記

小物を作る 坂道ジオラマ制作記

電柱広告の貼り付け

前回製作した電柱に、広告を貼り付けます。今回のジオラマは急坂を上がった高台に神社があるといった設定なので、その神社への経路を示す看板を作りました。

デザインはイラストレーターで描き、写真紙に印刷。写真紙はそのままだと分厚すぎるので裏側1枚剥いで薄くしたうえで貼り付けます。

そして地面に固定。
地面には穴を開けて0.5mmの金属棒で突き刺して固定しています。
神社までの経路を示す矢印は、坂を登りきった交差点を左折すると神社への入り口があるという設定でそれに合わせて矢印の向きもそれぞれ変えてあります。

電柱から斜めに生える黄色いカバー

街中でよく見かける電柱から斜めに出ているアレ。詳しくないのであまり目的はよくわかってませんが再現してみました。
この部品は3Dプリントして作ったので、実物どおり上部がすぼむような形状になっています。

ガードパイプを製作

ガードパイプは真鍮棒で自作します。
レーザーカットや3Dプリントでできないことはないんですが、やはり丸いパイプの形状と金属の質感を表現するには金属棒を使うのが最強だと思っています。
あとは耐久性の面でも安心ですね。

ガードパイプは真鍮棒を曲げてはんだ付けして製作しました。
ガードパイプは合計5つ、形状を揃えて製作する必要があったため、3Dプリントで治具を作ることに。
いつもは紙に形状を印刷してはんだ付けしていましたが、治具があるとさらに作業が楽になりました。

真鍮棒のはんだ付けには板金用のはんだとフラックスを使用。
普通の基板用のはんだだとうまく行かない場合が多いので、板金用のはんだがおすすめです!フラックスを塗布しておけば、はんだを接触させるだけでスッと流れてくれます。

ガードパイプの塗装

都内の坂道には車道と歩道を区切るために紅白のガードパイプが設置されている場合が多いため、それを再現します。
ゼブラ模様を均一に5個塗装するのは普通にマスキングすると難しい作業ですが、ここでも先程プリントした治具が登場。
赤を塗装したい部分に切り欠きを設けて治具を設計したので、マスキングにも使えます。
白く塗装したガードパイプを治具で挟んで洗濯バサミなどで固定して赤をエアブラシで塗装。
均一に塗り分けることができました。
多少はみ出たりはしますが、タッチアップで誤魔化します。

掲示板の製作

住宅地には欠かせない町内会の掲示板。季節設定は夏なので、夏祭りのお知らせが掲示されています。
掲示物もすべて文字を打ち込んで印刷しました。見えないですが笑
掲示板の枠は3Dプリント製で、そこに印刷した掲示物を貼り付けて透明プラ板をはめ込んであります。

小物の設置

完成した掲示板とガードパイプを設置。設置する位置の穴はすべて設計時の3DCAD上で確定させて穴あけまでしてあり、そこへ接着剤を流して差し込むだけ。
紅白のガードパイプが生えますね!
ちょっと歩道部分が狭すぎたかも知れませんが、電柱の横も人一人は通れる程度空いているので許容範囲かと思います。
あと少しでこのミニジオラマも完成です!

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