紙で作る 1/150スケール建物の作り方

紙で作る 1/150スケール建物の作り方

Nゲージの建物自作

販売されているストラクチャーだけでは飽き足らず、建物を自作したいと考える方も多いと思います。
私もその一人で、建物を紙で自作してきました。
組み立て方など試行錯誤を繰り返して、ある程度確立されてきたのでその製作方法をご紹介します。

建物の構造

私は建物の素材として紙を使用しています。
紙といってもペラペラなものではなく、0.2~2.0mm程度の厚みがある、ケント紙やカルトナージュといった素材です。
これらを木工用ボンドで貼り合わせて製作しています。
ガラス部分のみ、半透明の塩ビ板です。

紙を使う主な理由は安さと、加工性の良さ。
特にレーザーカッターを使用するとその加工スピードと精度は格段に上がります。
現在はxTool M1というレーザーカッターを使用していますが、機械についての詳細はまた今度。

今回は建物の構造をご紹介します。

上の写真は建物の断面です。
薄い紙と厚い紙を組み合わせているのがわかると思います。

具体的には、
外壁→0.5mmのケント紙
内側の壁→1.0mmのカルトナージュ(ボール紙)
窓枠→0.3mmのケント紙
ガラス→0.2mmの半透明塩ビ板
を使用します。

特に窓の構造はいろいろ悩みました。
現在落ち着いたのが画像のような構造です。

内側の1mmの紙は窓より大きめにくりぬき、ガラスと窓枠は内側から接着してあります。
この構造だと窓枠の位置決めもしやすく、強度的にも問題なし、
窓枠は塗装組み立て後に接着するのでマスキングの手間も省けます。

大まかな建物の構造はこんな感じです。
実はこれまで、ジオラマを作るたびに毎回構造を変えて作ってきました。
その積み重ねで私にとって現状ベストと思われる工法がこれです。

今後もまだまだいろんな作り方を研究していきたいと思っています!
詳しい組み合ての順番などもまた今度ご紹介できればと思います。

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