ミニチュアワンダーランドへの旅路
都市風景ジオラマを作る、都市モデラーMAJIRIです。
私は今回、鉄道模型ジオラマ見学のためだけにドイツへと行って来ました。
鉄道模型の市場規模においてドイツは世界最大と言われており、日本と比較しても数倍のお金が鉄道模型へと使われています。
そしてご存知、世界最大のミニチュア展示施設ミニチュアワンダーランドがある国でもあります。
ドイツは鉄道模型、ミニチュア好きとして一度は見ておかなければいけない国なのです。
この記事は、これからミニチュアワンダーランドへ行ってみたい人へ向けたレポートです。
現地までの移動方法を中心にお伝えします。
ミニチュアワンダーランドがどんなものか知りたい方は、ぜひ前回の記事をご覧ください。
ドイツへの行き方
まず、ドイツへ降り立つ空港は中央に位置するフランクフルトがおすすめです。
ドイツ全土に行きやすいかつ、フライトの値段が安い場合が多いためです。
日本からの直行便も多数あります。
私は今回、フライト価格を抑えるためベトナム航空を使い成田からホーチミン経由でフランクフルトへと移動しました。
数ヶ月前に予約し、往復で約14万円。
ただし、同じルートは個人的にはあまりおすすめしません。
5万円程度プラスでJALやANAなどの直行便も選択できたため、お金に余裕のある方は直行便がベストでしょう。
乗り継ぎは体力的にも疲れます。
今回乗り継ぎ時間が往復共に9時間以上と長く、ホーチミン空港の国際線出発ターミナルは比較的小規模で少し退屈でした。
フリーwifiも速度が遅く、ほぼ機能してないも同然で、そもそもセキュリティに不安があります。
ただ、ホーチミン空港は横になれるベンチが沢山あって、それほど混んでないというのは推しポイントです。
あと、ベトナム航空の機内食は美味しい。
もちろん他にもさらに安い第三国経由は選択肢がありますので、安く抑えたい方は自己責任でしっかり調べて選択してください。
国や時期によっては往復10万円を切る場合もあるようです。
ドイツへの入国
さて、ドイツの入国はスムーズでした。
ドイツ入国時審査時に聞かれた事は、
「ホリデイ?」「滞在期間は?」「帰りの飛行機のチケット情報を見せて」という教科書通りの3点セット。
一緒に行った友人は何も聞かれず行けたそうなので、個人差ありそうです。
もちろん英語通じます。
英語については大多数のドイツ人は日本人よりも、よほど英語を流暢に話してくださるのでありがたい限りです。
フランクフルト空港で飛行機を降りたら、まずはゆりかもめのような乗り物で鉄道の駅まで移動しました。
これは無料ですので流されるままに乗り込み、鉄道駅が近いターミナル1のBへと向かいます。
(ターミナル間の移動はシャトルバスもあるみたいです。)
ドイツの国内移動
そこからの長距離移動はもちろんICE(日本でいう新幹線)でしょう。
そして中距離移動にはSバーン(在来線)、
短距離移動にはUバーン(地下鉄、路面電車)
があります。
ICEとS、Uバーンを乗り継げば、空港から都市部にはスムーズに移動ができます。
ICEはフランクフルト空港の駅に直接乗り入れています。
ここで驚いたのが改札がどこにもないこと。
高速鉄道ICEに至るまで全てが日本の無人駅状態で、勝手に駅ホームに入れます。
切符は駅の券売機でも行き先の駅名を選択する事で現金、クレジットカードで買えますし、
便利なのはDB(ドイツの鉄道会社)のアプリ等からネットでも購入できます。
SバーンUバーンに1駅乗る場合ですらネットで購入が可能です。
車内では検札が来る時があるため、その時は購入した切符もしくはスマホのQR画面を見せます。
ICEなどは自由席もありますが、実際かなり埋まっていたため指定席を取ることをおすすめします。
自由席は日本のように車両で分かれているわけではなく、シート側面の表示板に何も出ていないシートが自由席扱いとなります。
鉄道の遅れ
気になる鉄道の遅れについて、ドイツの鉄道は大体遅れて来ます。
ICEも頻繁に遅れるみたいですが駅の電光掲示板やネットにはリアルタイムで遅れが反映されていました。
(白い四角の中の時間が遅れる到着予想時間)
Uバーンはかなり頻繁に走っており、5〜10分間隔で来る場合がほとんど。
Sバーンは平日は1時間4本程度、休日は2本程度の頻度の場合が多そうです。
一度Sバーンについては何らかのトラブルで30分以上動かないという状況に遭遇。
その際の車内ではドイツ語しかアナウンスがされなかったため、違和感を感じて近くの方に英語で質問したことで状況を知る事になりました。
列車のダイヤはあまり信頼せず、余裕を持って行動すべきです。
ミニチュアワンダーランドへ
フランクフルト空港からICEでハンブルク中央駅まで移動し、そこからUバーンでワンダーランド最寄駅まで乗車します。
最寄駅からは徒歩10分程度です。
入場券は必ず事前に、それも1ヶ月以上前に購入しておきましょう。
ワンダーランドは相当人気で、私は1ヶ月以上前に予約したのですがその時点でほとんどの入場枠が全て完売、
朝早く8時からの入場券を滑り込みでゲットすることができました。
ちなみにバックヤードツアーなどもありますが、こちらはさらに競争率激しそうなのでより早くから予約する必要がありそうです。
当日は入り口で入場券のQRコードを見せるだけでOK。
入場したら€0.5でコートを預かってもらうこともできます。
コインが戻ってくるタイプの無料のコインロッカーも館内にありますので大きな荷物はそちらに預けましょう。
あとは存分に楽しむのみ!
半端ではない規模感なので好きな人は丸1日楽しめます。
私はガチ勢なので1日でも足りず、2日分チケットを取って丸2日滞在しました笑
そして帰国へ
帰りはまたICEに乗ってフランクフルト空港へ向かいます。
ちなみにICEはファーストとセカンドの2種類の車両があります。
ファーストクラスは日本でいうグリーン車のようなもので、価格帯も似たような感じです。
しかしICEのファーストクラスではがっつり食事をいただけます。
そこで私も帰りだけは少し奮発して座席でランチをいただきました。
食堂車が連結された編成もあるようで、長距離移動も快適です。
あとは飛行機に乗って帰ります!
そういえばドイツの空港の出入国審査は基本EU加盟国の人とそれ以外で分かれているようで、EUの人たちは自動で出入国が可能みたいです。
しかし最近、出国のみに限り日本のパスポートも自動化対応されていたようで、出国は丁寧な係員さんに促されるまま自動機械でスルー出来ました!素晴らしい。
あとはまたベトナムを経由して、日本へと無事帰国しました。
ちなみに書き忘れましたが、ホテルはBooking.comで予約して行きました。
ドイツのホテル相場は円安考慮すると結構安いと感じます。
帰ってきたばかりだけどまた行きたい。
ドイツはご飯も美味しく、親切な人の多い、そしてミニチュアが素晴らしい、良い国でした!
皆様のミニチュアワンダーランド行きの一助となれば幸いです。
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